誰も語らない電子書籍端末の真実

 ――まあ誰も気にしてないとか、あるいは既に語り尽くされてるだけ、という気もしますが。
 既に2回書いてるので(その1その2)もうネタがなくなるかと思ってたけど、まだ気になる点があったのでメモ的に。
 利用端末はPRS-T3なので、他機種だとどんな感じの印象なのか気になるところ。

電子ペーパーでも反射はちょっと気になる

 普段は気にならないのですが、特定の条件ではやっぱり外光の反射が気になります。それでもグレア液晶に比べれば気にならないのですが。
 やっぱ紙は外光の反射が気にならないのがいいなぁ、と実感。
 ライト付き端末のほうが外光が気にならないのかは気になるところ(この点についての感想を見かけなので)。

文字を画像で埋め込まれていると気になる

 文字が画像で埋め込まれている件について版元に問い合わせてみたところ、予想通り異体字(包摂文字)対応のため、とのこと。
 ちなみに同じシリーズの以前の巻では画像になっていなかったのですが、それについてはソフトをアップデートしたため対応文字が変わったらしいです。
 これらは以前からあったことですし、版元さんの対応も分かりはするのですが、まあやっぱりちょっと困ります。
 いちおうIVS対応について聞いてみるつもりではいますが(おそらくはそれで解決可能な範囲なので)、ソフトやフォントの対応状況もあるので、将来的にはともかく現状で版元さんが対応を考えてくれるのかは微妙かもしれません。

たまに組版が気になる

 ラノベでイラストの位置が気になる、とかではなく*1
 レンダリングの都合なのでしょうが、1ページの行数がまれに違ってるんですよ。たまに1行増えるケースがあって気になるんですよ。
(ルビのかかっている行数で変わってるんじゃね?*2と思ってますが、未確認)
 参考までに書いておくと、小さい方から3段階目(標準)のフォントを選ぶと発生しています。4段目なら発生しません。
(4段目を常用するようになった理由の1つ*3。4段目だとちょっと大きすぎるので、できれば間にもう1段階欲しいところ)

ファイルの扱いが気になる

 ファイルの扱いについては

  • そもそも直接ファイルを扱えない
    • DRMがないファイルでも、特殊なやりとりで渡す必要がある
  • ファイルを直接扱えるが、DRM付き特定の端末でのみ再生可能なファイルになっている
    • DRM付きを他の端末で読むときは、その端末で再ダウンロードが必要になる
  • ファイルを自由に扱えるが、それを読むための鍵を端末に入れる必要がある
    • 他の端末にも鍵が入っていれば、ファイルのコピーやmicroSDの差し替えで読める

――というケースが考えられるのだけど、各端末が実際にどうなっているのかは見かけないんですよね……。

 KindleやLideoあたりはファイルを直接扱えない気がしてるけど、本当にそうなのかな?とか。
 SonyReaderは端末に鍵を入れるようになっていたので、おそらくファイルそのものは自由に扱えるんじゃないかな?とか(これは複数端末を持っていれば分かるはず)。
 koboもファイルは直接扱えるはずだけど、端末に紐付けなのか鍵を入れる形式なのかな?とか。
(前にどこかで見かけた「書籍毎にダウンロード可能数を管理してる」ってシステムはたぶん端末紐付けだと思うんだけど。それがどのサイトだったのか思い出せない……)
 このあたりについてちゃんと説明しているサイトがあればよいのですが。
電子書籍関連を扱っているサイトでもこのあたりを説明してる記事は全然ない気がする。みんな気にならないのかな?)

*1:あ、見開き構成ネタのページはちょっと気になった。見開きを画像で埋め込まれてたので、単ページで縮小されて表示されちゃうのはね……。仕方ないとは思うけど

*2:ルビがあると行間がやや増えて、1行次のページに送られているのかな?と。で、ルビが少ない=行間が狭いと表示可能行数が増えるのか?みたいな。

*3:もう1つは暗いところでも読みやすいから。