ちょっと前に『からくりの君』のDVDが『藤田和日郎魂』に付くって話を見かけてびっくりして探したけどどこでも(ネット書店でも!)売り切れててどうしようかと思ってたけど再出荷があったらしく無事に買えました。
いやもうほんと、アニメの『からくりの君』はもの凄く好きだったんですよ。
確か最初にイベントで上映して*1、その後新宿の映画館で単館上映したのかな?*2
同時上映が『め組の大吾』で、まあ正直そっちを目当てに行ったわけです。新宿まで、かなり頑張って朝早くに(朝は弱いので相当頑張った、はず)。
でまあ『大吾』のほうは割と普通にいい感じのアニメではあったんですが、『からくりの君』のほうはちょっと普通じゃなくてびっくりしたわけですよ、いやほんとに。
その当時はちょうどあまりアニメを見ていない時期だったんだけど、「これは凄い!」ってのは十分に分かってパンフ買って帰ろうと思ったんだけど、朝イチのみの上映だったせいで帰りには既にパンフ売ってないという(苦笑)。
でまあ、ちょっと悶々としてたんだけど、結局パンフを買う+もう一度見るために(多分上映最終日に)再び新宿まで行ったんですね。わざわざ、眠い目をこすりながら。でもそうしなければいけないと思うくらいにはいい作品だったんですよ。
おかげで当時のパンフ*3とチラシが手元に残ってたんで細かい情報を残せるわけです(笑)。
改めて見ても、やっぱりいい、ですね。
なんというか、こういうのはその時の気分というか感性にも左右されるし、デジタル化前の作品なんで今見るとどうかな?って気もしたんですが、いま見てもいい作品だと思います。
デジタル移行後ならもうちょっと違う表現になったかな?って部分もありますが、いやもうアクション作画はいかにも高谷浩利で。キャラデ・作監が高谷さんなのは憶えてたんですが、監督を(もちろんコンテ・演出も)やってたんですねぇ。間違いなく高谷さんの代表作だと思うのだけど、今まで入手不可能だったのがもったいないくらい。
そして気に入った人は『藤田和日郎魂』を買っておくのがいいんじゃないかな。何しろ次に入手できるのがいつになるのか分からない作品ですからね……*4。
でまあ久々に昔の藤田作品をぱらぱらと見ていたんですが、やっぱ藤田作品はいいなと。で、今の藤田作品(『月光条例』)に欠けてるのはエロスじゃろ、と確信しましたね(笑)。
まあエロスはともかく今のヒロインに魅力が本当になくて。昔の藤田作品のヒロインは相当好きだったもの――エロイから(笑)。
今から路線変更をするのはちょいと辛い気もするんで、できれば仕切り直して欲しいなと、元・藤田作品ファンとしては思いました。
*1:どうやら1999年に「おかげサマー! 日本全国サンデー祭り!!」として全国8都市でイベントをやった、らしい。
*2:確認したら2000年1月22日から新宿ピカデリー3で土日のモーニング(9:00〜)のみの上映、だった。なんというやる気のない……。
*3:これがまたしょぼいパンフでがっかりなわけですが(苦笑)。
*4:ちなみに(DVD付きなので当然ですが)再販指定商品ではありません。で、この手の再販指定でない書籍は割とすぐに絶版扱いになってしまうんですよ。なのでこれもいつまで販売されてるのか心配なところであります。限定生産扱いではないと思うので、売れれば増刷してくれるとは思うのですが……。