マリア様がみてる 〜 涼風さつさつ
祐巳ちゃんの妹は押しかけ女房的なんじゃないかなーと思っていたんだけど、由乃さんにあっさりと否定されてしまいました(苦笑)。
もっとも可南子ちゃんは僕が想像していた妹像とはちょっと違ってたんで妹にはならないだろーと思いながら読んでましたけど。でも次巻以降も出て来そうな伏線は張ってあるんで(しかもその伏線を消化すると妹になる可能性はグッとあがっちゃうし*1)、確定するまでは分かりません。
お話的には祥子さまと祐巳ちゃんの関係がだいぶ落ち着いてきたので、妹が出てくるにはそろそろいい頃合いかなという気はします。次巻(たぶん久々の前後編?)あたりで祐巳ちゃんの妹は確定してくれるんじゃないかなーとは思いますけど。
次巻と言えばリリアンの学園祭の前に修学旅行を消化するのかな、という気もするけど、それだと姉妹の関係をちょくせつ描きにくいと思われるので修学旅行ネタ*2は雑誌Cobaltで短編で発表するんじゃないかという気がします。
というわけで次巻は、ついに、一年が経過する、のかもしれません。そう思って第1巻を読み直すと「本当にみんな成長したな〜」としみじみと思います。
今回は男性陣(福沢祐麒、柏木優)の株が上がって良かったんじゃないかと。ここで上げないと他にチャンスはなさそうだし(笑)。
あとは祥子さまと令さまの関係がめずらしく見られたり、蔦子さんは相変わらずおいしい役どころだったりするのが見どころでしょうか。真美さんが可哀想なのは、まあ、いつものことだ(三奈子さまに似てきたかも)。
志摩子さん乃梨子ちゃんが相変わらず微妙に扱いが悪いのはちょっと残念(姉妹の関係が完成しすぎててネタにしずらいのだとは思うけど)。聖さまは本当に顔だしただけだったな〜。柏木さんより扱い悪いし(苦笑)。
由乃さんは――次巻(たぶん)の妹話で大活躍するので今回は大人しめでも良いかな(同じく妹話は真美さんも大活躍、かも?)。瞳子ちゃんも学園祭の山百合会幹部主催の演劇が見せ場かな。
リリアンの学園祭については、祐巳ちゃん由乃さんの妹のお話以外にも、祐麒や小林君やアリスは当然やってくるだろうし、タクヤ君も来るみたいだし、OGたちも登場しそうな気がするし、読みたいネタがたくさんありすぎて、前後編でも足りないんじゃないかと思うくらい楽しみだったりします*3。
今のペースが維持されるなら10月くらいなのかな〜。ああ、だとすればようやく季節が一致するのか。