マリみてとドラマと修学旅行

 『マリア様がみてる』が「キャラクター主導ではなくドラマ主導である」と認識してる人を発見*1。そういう感想を見かけることはほとんどないので、そう考えてるのは僕だけかと思ってましたよ。


 そんなふうに「ドラマあってこそのマリみて」と思っているにもかかわらず「ドラマがない」と評されている「チャオ ソレッラ!」に対して好意的なのは、修学旅行編にはそもそもドラマを期待していなかったうえに*2、「修学旅行のときは是非とも2年生組がわいきゃい楽しんでいるところを見たい」と思っていたためです*3
 欲を言えばもっと2年生トリオの友情話があっても良かったと思うくらいですし*4。本格的に祐巳由乃さんの妹話が始まると、2年生トリオにスポットを当てにくくなりそうですから。


 それに、ここ数巻は学園祭編に向けて伏線を張りながら過去の伏線を消化してる感じがするので、学園祭編が始まるまではこんな調子なんじゃないかと思っています。
 まあだから次巻――そろそろ学園祭の準備が始まるんじゃないのかな?――くらいからはドラマが動くんじゃないかと。もっとも、前回と違って今度はちゃんと学園祭の最中のお話もあると思うので*5、緩いお話も混じるとは思いますけれど。

*1:ちなみに「加藤さん」ではなく「加東さん」。本人を見たならともかく、「カトウさん」と聞いて知り合いだと思うほうがおかしいかと。あと、「真夏の一ページ」が無視されているのが気になる……。

*2:もっとも、それゆえに1冊の単行本ではなく短編かも、とは思いましたけれど。

*3:そもそも女の子グループがわいきゃい騒いでるのは好きなので。

*4:その点は由乃さんを心配するあたりが良かった。

*5:だから少なくとも学園祭関係は2冊以上出るでしょう。たぶん。