そろそろメジャーなアプリをチェックするか、ということでマンガボックスを触ってみました。
スピリッツからウェブ連載になった『テンプリズム』(曽田正人/瑞木奏加)がこっそり掲載(連載)されててちょっと驚いた。ウェブのほうは告知してたけどマンガボックスのほうは告知してなかったので。
印象
アプリのレスポンス | なかなかよい |
ビュワーのレスポンス | なかなかよい |
ボリュームによるページ送り | 不可 |
お気に入り作品の登録 | 不可 |
漫画を選択してから読み始めるまで | 短い |
ネット接続不可の環境での利用 | おそらく不可 |
作品数 | いい感じ |
出版社系(MangaONEを除く)と違い、アプリの動作はなかなか軽い感じだし、ちゃんとアプリらしい作りになっててポイントが高い。今までのアプリとの比較だと印象としてはMangaONEに近い感じです――もちろんMangaONEが後発なので、マンガボックスを参考にした可能性があります*1。ただ、広告表示が重いのが残念な感じでしょうか。
インタビューで「雑誌っぽく」と言っていたけれど、確かにちゃんと雑誌的な見せ方をしてるのも好印象。この導線ならいつも読んでない作品にも目を通す可能性もありそうに感じました。
また、お気に入り作品の登録がないのは雑誌的に定期的に読むのを習慣にしてもらいためなのかもしれません。
全体的にはよい印象なのだけれど、ビュワーについては「ページ送りがイマイチ」「次の作品/話数への移動がイマイチ」な点が気になりました*2。
この出来なら自信があるのも納得な感じだし、講談社が自社でアプリを作らずマンガボックスを活用してるのも分かります。
ただ、それゆえに講談社色が強くなりすぎて、当初の発表にあった「懇談社以外の参入」が弱くなってるように見えるのが気になるところ。
(ゆえに『テンプリズム』がスピリッツから移ってきたのは興味深いです)