『神のみぞ知るセカイ』のアニメの簡素な感想。

　アニメ化の発表があってから期待と不安でいっぱいでしたが、１話を見て一安心――これならDVDを買っても後悔しないで済みそうですから、ええ*1。
　あと、意外に日曜朝の時間帯でもイケた気がした。うん。普通に。

オープニングについて

　オープニング曲がちょっとオサレっぽい感じですが、なかなかよいです。久々にシングルを買おうとか思ったくらい。フルコーラスがどんな感じなのか気になるし。どうせならＴＶサイズも収録してくれればいいのになぁ。
　――と思って公式サイトをチェックしたら、ちゃんとＴＶサイズも収録されているし、「全長１０分に及ぶオラトリオ！」で「全六幕」とのこと。びっくり。どんな構成なんだろ。

本編について

　基本的には原作１話とほぼ同じ――と言いたいところですが、冒頭のエルシィとドクロウ室長のやりとりがカットされてるんですね。この部分は特装版10巻のDVDに収録されてるわけですが、あれはアニメ１話の先行収録だと思っていたのでちょっと意外でした。普通の構成なら冒頭部分をアバンにして１話のオープニングはカットする*2、みたいな感じにしていたと思いますし。
　それをあえて冒頭をカットしてアバンを桂馬から始めたってのは上手いですね。アニメが初見の人には主人公から入ったほうが分かりやすくていいでしょうから。
　冒頭のFLAG 0はおそらくDVDには収録されて、そこで改めて原作と同じ構成になるんじゃないのかなと予想しています。
（その場合に第１巻が１話収録でその後は２話収録で全７巻になったりしそうで、そうなるとちょっとイヤだなぁと思っていたりもするのですが。。。）

　エンディングまで使って原作62ページを約24分にきれいに収めていたのもよかったです。テンポ的にはこれくらい詰め込んでる感じのほうが好みですし。
　基本的に約72ページ（４話）で１キャラを攻略するペースなので「１話じゃ尺が足りないし、２話だとちょっと尺が多くて間延びしそう」と思っていたのですが、予告を見る限りでは1.5話で１キャラ攻略っぽいので、いいペース配分になりそうです*3。イタ回も１話じゃ長いけど0.5話ならちょうどいい感じになるでしょうし。１キャラ1.5話で問題があるとすれば、演出や作監が変わることで違和感が出る可能性があること、でしょうかね。
　とりあえずこのペースだと１クールで３〜４巻分を消化しそうです。だとすれば、１クール目はハクア回かそのあとのちひろ回までなのかな。

作画とか声優とか音響とか

　ピンポイントで渡辺明夫作画になるのがちょっと気になりました*4。今後の話数もピンポイントで作監するんでしょうかね。どうせならそこだけギャルゲーイベント作画風にすればいいのに*5。

　「桂馬は福山潤じゃないと！」という意見が多いし、僕も原作を最初に読んだ頃はそう思ってましたけど、実際にアニメを見てみると「原作者的には山口勝平をイメージしてたんでは？」と思うようになりました――というか、下野紘演じる桂馬を見てて「あれ、微妙に勝平ちゃんっぽい？」とか思って、だったら福山潤（や宮野真守）じゃないよなぁって気がしたんですよ。
　エルシィは飛行音がラムちゃんで「どんだけ作者ラムちゃん好きやねん！」とか見ていてツッコミましたよ、ええ。

次回予告について

　次回予告イラストが「赤井・プリンセスメーカー・孝美」と聞いてどんなのになるか気になっていたのですが、ちゃんとプリンセスメーカーっぽいエルシィになってて素晴らしい(笑)。
　この調子で「竹井・同級生・正樹」とか「みつみ・Pia♥キャロットへようこそ*6・美里」とか「木村・ヴァリアブルジオ・貴宏」とかが予告に来るのか気になるところ。
　あるいは、よっきゅん回の予告で樋上いたるがやったりしないのかなー、みたいな。

*1:パッケージの収録話数と値段が発表されてないので、それを聞いてがっかりする可能性はまだ残っていますけれど

*2:ちなみに冒頭部分は１分半で、ちょうどオープニングと差し替え可能な尺でした。

*3:62ページで約24分とすると、72ページなら15％増しで約28分。通常１話の本編は約20分なので、1.5話なら約30分ってところでしょう。――もしかすると、攻略ラストは毎回エンディングに食い込んで、ちょっと長めになるかもしれませんが。

*4:だから「総作督」じゃなくて「作督協力」なんでしょう。

*5:修正入ってるとイベント絵っぽい感じはするんだけど、「なんでそこ？」なポイントに入れてる気がして、ちょっと不思議。

*6:「きゃんきゃんバニー プルミエール」のほうがいいのか？