原作とか全く知らずに観に行ったのですが、大変楽しめました。
こういう評価の人もいるみたいだけど、僕はこちらやこちらの感想と似ていて、何も知らずに観に行ったほうが楽しめるんじゃないかな?
(というか、原作を読んでた人がどう思ったのかはちょっと気になる)
もう1回観に行くべきかなぁ……。
劇場での扱いが『文学少女』より悪いっぽいのが気になるし。
個人的には「実写でもいけるんでは?」と思いました。つか、「ハリウッドで実写映画化決定!」とか言われたら信じる(笑)。
以下ネタバレも含みます:
始めのうちは「わざわざこんなカットがあるのは伏線だよねー」とか思いつつ、ひたすら設定説明っぽい感じでどうかなとちょっと思ったけれど。
コールドスリープから目覚めてからは藤澤勇希作品っぽくなってて「え、実はパニックもの!?」とか思いながら、お約束の展開を楽しんでいたわけですが。
徐々に明かされる謎解きについては「ああ、そういや伏線あったもんね〜」とか思いつつ、2転3転する展開にドキワクしながら観てました。
伏線の張り方がなかなかよかったので、もう1回観たらまた別の楽しみ方があるのかな、っていう気がしています。
原作が6巻もあるので、結構違っている部分があると思うのですが、そのへん原作ファン的にはどうだったんだろう? ってのは気になりました。
(『デュラララ!!』は原作知らない方がアニメを楽しめるので、『いばらの王』もそうだったんじゃないかな? 的な部分も含めて)
おそらく原作には主要キャラの過去話とかがあったんじゃないのかな? とは思うのですが。
唯一不満だった点はCG部分です。イマドキならもっと2D部分に馴染ませられるはずなので。サンライズのCG力は今はもう完全に他社に負けてるのなぁ。
全体的によかったので、そこはちょっと残念でした。
(人によってはこのせいでマイナス評価が高くなるかも、とか心配になります)
とはいえ、その不満点があっても大変楽しめた作品でした。
ちゃんと評価されて売れるといいのに。
作品と関係ない話を1つ。
『いばらの王』がイケるんであれば藤澤勇希の『BM』もイケると思いますんで、そちらも映像化されないかなー、とかちょっと思ったり。キャラデはがらっと変える必要があるかもですが、ネタ的には絶対面白いと思うので。
そのためにもまずは『いばらの王』が売れてくれないとね。