らぶデスをやって「おおっ」と思ったのは、

 今時、メディアの中には、女性のヌードなんて溢れているわけじゃないですか。ウブなティーンの男の子は別にして、大抵の人は、実写で胸が揺れる映像を観たって、「おおっ」と言って驚いたりはしないはずだ。だけど、僕らは「おおっ」と思った。描き手は(おそらく、うるし原さん本人だろう)は、リアルな動きを描こうとしたのかもしれないが、結果的に「リアル以上のもの」になっている。本物以上に、観た人間が本物らしいと感じる映像になっているのだ。これは凄い事だし、興味深い事でもある。どうして僕達が、人が手で描いたものに過ぎないアニメが好きなのか、アニメのどんなところに魅力を感じているのか。これは、そういった事と関連している問題でもある。