フルカラーコミック、その後

 『榊美麗のためなら僕は…ッ!!』のフルカラー版は順調に巻数を重ねているみたいですけれど、その後参入した竹書房のフルカラーコミックは昨年12月で刊行が止まっているようですし、やっぱりフルカラーコミックで採算が合うのは難しいのかな?と思っていたところに『魔法少女リリカルなのはVivid』と『魔法戦記リリカルなのはForce』の2作品がフルカラー化ということで、『Vivid FULL COLORS』のほうを試しに買ってみました。


 『榊美麗のためなら僕は…ッ!!』は通常版630円(税込)、フルカラー版1000円(税込)でしたけれど、『魔法少女リリカルなのはViVid』は通常版560円(税別)、フルカラー版980円(税別)と、価格上昇分はやや多め*1。これはおそらくページ数の違い*2やカバー下もカラーであること、また紙質の違いなどのためかなと思いました。
 ちなみに『榊美麗』はコミック紙に彩度がやや低めのあっさりしたカラーリングで「漫画のカラー版」という印象だったのですが、『Vivid』はコート紙*3に彩度の高いカラーリングに加えて背景も多いため「アニメコミックみたいだ」という印象を受けました。


 『Vivid』の奥付で興味深かったのは、カラー化をしたのもどうやら大日本印刷だったことでしょうか*4
 『榊美麗』は水道橋デジタル倉庫というところを使っているようですし、『Vivid』はてっきり(原作者からすると)ゲーム制作会社やアニメ制作会社に外注してるのかな?と思っていたものですから、ちょっと意外でした。
(そういう意味で、どういう経緯でフルカラー版を刊行する事になったのかはちょっと気になります)

*1:それでも+420円は充分安いと思いますけど。

*2:『Vivid』は16ページ多い。

*3:じゃないっけ? 正しくないかも。

*4:ちなみに印刷・製本とも大日本印刷。通常版は大日本印刷・本間製本でした。