夏目房之介さんが『G戦場ヘヴンズドア』をベタ褒めしてたので、眉に唾を付けつつ(だって趣味が似てるとは限らないからね)読んだわけですよ。

 この記事読んでからずっと気になっていたのをようやく読みましたが、いやあ、確かにいいですね>『G戦場ヘヴンズドア
 ラス前は泣けた。


 この作品に限らず「創作」に関わるものは必ず嫌な話になるし――青春ものだとなおさらそうか――嫌な話にならないと嘘くさく感じるのは自分の体験のためだとは思うのだけれど*1、あまり創作に関わらなかった人はどう思うんでしょうね。
 おきらくな『げんしけん』ですら同人誌を作る話はグログロしてたもんなぁ。
 ――とか思ったけど、そういう人はそういう作品を読んだりはしないか。


 その手の作品で昔から好きなのは(漫画じゃなくて自主制作映画だけれど)『あどりぶシネ倶楽部』。
 創作系のサークルに入ってる若い人には特にお薦めなのだけれど、今だとやっぱり通じないのかな。


 そういや『G戦場』にも『シネ倶楽部』にも「作家にならずに(なれずに)それをサポートする人」が出てきたし、『げんしけん』も主人公がラストにそれを目指すわけですが、これはやっぱりそういう立場のほうが読者が感情移入しやすいからなんでしょうかね?

*1:創作する青春もので爽やかなのは想像すらできません……。