しゃべり言葉と書き言葉の違い

 インタビューのテキスト起こしを何本かやっていて気付いたのは、

・語順に意味がない場合、語順は容易にひっくり返る。
・次に現れる単語を予測しているので、予測が外れたときはその単語を理解するのに時間がかかる。
・語彙に無い単語は、普通に聞いているときは無視している。そういう単語が含まれていると、テキストに起こすときは大変苦労する。(なので、自分のしゃべりをテキストに起こすのは楽)
・聞いたことは、適当に理解している。なのでテキストに起こすと、意味はだいたいあっているけど、しゃべっていることとは相当に食い違う。ひどいときは全く違った内容を記憶してたりする。
・話をしている時に意味が通じていても、テキストに起こすと意味不明になる。
・当然のように語尾など、揺れ幅の大きいところはかなりいいかげん。

――ってことでした。当たり前のことなんだろうけど。


 たかだか数秒前に聞いたことでも、正確にテキストに起こすことが出来ないんですね。自分で解釈した状態で頭に入っちゃってるから。


 あと、まれに頭に入らない部分があって*1、そこは何度も繰り返して聞くはめになったり。
 自分とロジックが似てると比較的正確にテキストを起こせる気がする。あるいは同じ人のインタビューを何度か聞いていると、その人のロジックが分かってくるから割と正確にテキストに起こせるみたい。

*1:情報量の薄い、言い回しの部分とかに多い気がする。聞きながらテキストを目で追ってて微妙に違う気がするんだけど、どこが違うのか分からなかったり。