ヒマつぶし

 ヒマとは何か。辞書を引くと

1. 仕事や義務に拘束されない時間。自由な時間。
2. 休み。休暇。
3. 夫婦・主従などの関係を絶つこと。いとま。
4. 何かをするのに必要な時間。
5. 動作や状態の絶え間。時間的な切れ目。

といったように、時間的なことを指すように思われる。しかし実際に「ヒマ」を感じるのは時間とは関係なく、「脳が活動したい」と欲求した時ではないだろうか。逆に「脳が活動している」時には「ヒマ」を感じることはない。
 したがって「ヒマつぶし」とは「脳を活動させてあげる」行為に他ならない*1
 この定義を受け入れることができるならば、「勉強」も「仕事」もヒマつぶしの一種であるという主張も受け入れられるであろう。


 また、上記のことから「効率の良いヒマつぶし」は「脳が働き続けるような構造」をもっているのが良いのであろう。実際にどういう構造のモノが良いのかは今後の課題である*2


 それはそれとして、なぜか誤解している人がいたので補足しておきますと、僕は「ヒマつぶしの手段として職を探している」のではなく、「僕が安価なヒマつぶしを探しているのだから、他にもそういう人はいるだろう。であれば『安価なヒマつぶしを提供する』側になるのも良いだろう」と思ったのです。
 だから「作家になる」でもいいですし、上記をのような事業を始めてもいいのです。そして就職するなら顧客に「安価なヒマつぶしを提供する」ことを業務にしている会社が良いだろう、と思っただけなんですね。

*1:念のために補足するが、「運動」も脳の活動の一種である。詳しくは養老孟司氏の著作を参考されたい。

*2:ちなみにこういうことを考えるのも良い「ヒマつぶし」である。