宇田鋼之介

 ウェブをだらだらと見ていたら

監督はセーラームーンの第45話(あのセーラー戦士達が次々死ぬ回)の演出をして、「泣かせの宇田」と言われた宇田鋼之介(らしいのだが、私は彼に関してのこんな二つ名は聞いたことがない)である。

という文章を見かけた。「泣かせの宇田」というのはもう10年くらい前の同人誌(宇田鋼之介さんと佐藤竜雄さんのことを書いた本だ)で僕が書いたことだけど、他でそんな記述を見たことないもんなぁ。そりゃ僕しか言ってなかったとしたら「彼に関してのこんな二つ名は聞いたことがない」だろう。他にどこかで使ってたことがあるなら、僕も知りたいです。


 ちなみに第45話の絵コンテは佐藤順一さんで、宇田さんはこの回が初演出だったはず。次に演出を担当したのが第61話で月野うさぎが号泣してたり(絵コンテは幾原邦彦さん)、あとは第86話のサフィールが死ぬ所とかが印象的でした。


 「銀河鉄道999エターナル・ファンタジー」が大コケしたので干されるんじゃないかと勝手に心配してましたが、ワンピースのSDになってからは絶好調で、2003年春に公開された「ワンピース デッドエンドの冒険」は興行成績も良かったらしく、5年前の雪辱を果たした形になっていて、ファンとしてもちょっと安心しました。


 宇田さんは「普通に良い演出」だから、同じ東映アニメーション細田守さんと違って雑誌とかでは取り上げられないだろうからな〜。アクションのメリハリだとか作品の構成とかでは負けてないと思うのに(というか、細田さんは長編の構成は苦手っぽいよね)。