『妄想少女オタク系』の最終巻は凄くよかったです。

 『妄想少女オタク系』の最終巻がようやく出ました。
 連載時から加筆修正があると書かれていたので「どうするんだろ?」と思っていましたが、なるほど。そういえばあんな中途半端なとこで終わってましたもんねぇ。ちゃんと阿部君が報われてよかったです。そして最後の最後のオチが「ですよね〜」って感じで素晴らしい(笑)。


 最終巻はイタくてキツイ話が多かったわけですが、改めて読んで一番うるっときたのが塚本先輩が泣いたところだったのが自分でも意外(笑)。
 いちおうこの作品はラブコメなわけで*1、そういう点でも塚本先輩はメインキャラですし悲恋キャラですから人気出ますよね、うん。


 この作品は「等身大のオタクの青春」って感じで、ほんとよかったです。オタクあるあるネタとか嫌味な感じがしなかったですし*2、オタクのいいとこもイヤなとこも全部ひっくるめてオタクであることが好きなんだって感じがしましたから。
 オタクである事に悩んでる人がいたら是非読んで欲しい作品の1つです。

*1:あんまりそういう感覚で読んでなかったけど(苦笑)。

*2:『みーたん』とは対照的というか。あれはあれでいっそ清々しくてよかったけど。