アニメ制作の費用が増えてもホントに改善されるのだろうか

 「週刊東洋経済」のアニメ記事をようやく読んだ。特に目新しい点はないけれど、現状を俯瞰した記事としてはそれなりにまとまっている気がする。
 メイン担当は「杉本りうこ」「前田佳子」とのこと。確かにアニメ記事多いね。
(なお、他にも執筆者はいます)


 記事内で「本当は1話制作費が3千万〜4千万円必要」という話があったけれど、「制作費が上がったときに単価が上がるのか?」という疑念がある。


――とあるように、単価はあまり上がらずに作画枚数が増えるだけじゃね?という気はする。
(あるいは他の部分に使われるか)


 あと、この手の話題では「予算」の話しか出ないけど、実際には製作委員会が予算を投入してからそれを回収するまでの「期間」についても重要なんじゃないのかな。
 例えば以前ポリゴン・ピクチュアズが「放映前に全話納品」という話をしてたけど、それを他社がやらないのは「回収期間が長すぎる」という点もあるような気がする。実際『亜人』では劇場公開することでTV放映より前に費用をある程度回収してたし、それがうまくいったのか『チェンクロ』『ゆゆゆ』でも同様のことをやってるように見えるし。
 そういう意味ではバンダイがやってる「劇場作品をTV放映する」のとはちょっと違う気がする。あれは劇場公開(およびそれのパッケージ販売)がメインだけど、他社のはTV放映がメインに見えるからね。


 それはそれとして。
 一部で話題になってた見るべきアニメ」について、各作品を推薦してた方は以下の通りでした。推薦理由も書かれてたので、気になる方はバックナンバーをチェックするのがいいのではないでしょうか。


 ちなみにアニメ記事以外では図書館の使い方が載ってたのが興味深かったです。