昔々「こういうスペックだったら買ったのに」と言ってたスペックになったので、約束通り購入してみた。
とはいえ読むものないしなー、どうしよ?とか思ってたのですが、ちょっと前にJコミ経由で内田美奈子作品を買っていたのを思い出したので読んでみることに。
使ってみるまでは「PDFだと表示が重かったりするのかな?」とか思ってたのですが、漫画=画像なためかページ送り動作の重さは特に感じることもなく*1。
また自炊で漫画を読んでるケースでは「端末に最適化したデータを作ってる」という話をよく見かけてたので「表示はイマイチ(読みにくい)なのかな?」とも思ってたのですが、電子ペーパーと相性の悪そうな*2『BOOM TOWN』でもちゃんと読めてたので*3、なかなかいい感じです。
JコミでPDFを買ってもPCでは読んでなかったりしたので、これで順次消化していけそうです。
こっから本題。
電子書籍端末に求めるスペックでよく話題になるのは
- 画面解像度
- ライト
- ハードウェアキー
- 重さ
- microSD対応
- レスポンス
- データ通信
――あたりだったかと思いますが、実際に使ってみた感想はこんな感じでした:
やっぱり解像度はXGAクラスが最低限で、できればもうちょっと欲しい
漫画の細かい文字は流石に潰れてた。レンダリングの改善でもさらに見やすくなるのかもしれないけど。
(コントラストとブライトの調整したら多少読みやすくなったので。スキャン画像なので販売されてるものより相性の善し悪しはあるかもしれない)
レンダリングといえば黒反転が全くないのはいい。ただ、文書のみだと若干ゴミが残ってる気がする(漫画でゴミが気になったことはない)。
ライトはなくてもいいけど、欲しがる人の気持ちも多少わかった
ベゼルの厚みで影が落ちるときがあって、気になることがあったので。ライト付きなら影にならないでしょうし。
ライト付き電子書籍端末は使ったことないけど、ポメラDM100は使ってるので、似たような感じかなと。
(結構違ったりするのかな?)
ハードウェアキーがない端末は使いたくない
片手で読んでるので。慣れれば片手でスワイプやタッチができるのかもしれないけど。
右手で持つとページ送りしにくいという意見は分からなくもない。僕も最初は設定で右端のキーをページ送りにできると思ってたからね。持ち方を変えたら気にならなくなったけど、イヤな人もいるだろうし。
ちなみにページのめくり方向に関係なく左端をページ送りに設定しました。
軽量だと言われるPRS-T3でもやっぱ重いので、これより重い端末は使いたくない
これは片手でのみ持って使ってるせいかもしれない。
ちなみにカバーは付けた(その分ちょっと重くなってる)。最初は「なくていいだろ」と思ってたけど、精神衛生上はやっぱりカバーがあったほうがいい。
そういや片手で持つときカバーを裏返さないと持ちにくいという意見を見かけたけど、僕は裏返さずに使ってて特に問題を感じなかった。なんでだろ?(持ち方の問題? やっぱ俺の持ち方はおかしいのかな)
microSDはやっぱりあったほうが便利な気がする
現状では使ってないけど。作品が増えてきた時にわざわざ入れ替えるの面倒なので。
このあたりは画期的な管理方法があればよいのかもしれないけれど、現状では他端末含めてよさげなのはないみたいだし。
どうせならジャンル等でmicroSDを使い分けたい気もするんだけどね。そういう運用だと今の仕様*4は厳しい。
レスポンスについては現状でも悪くない
作品(PDFな漫画)を読んでる時のページ送りで遅いと思ったことはない。印象としては先読みして再生準備してる気がするんだけど、実際はどうなんだろ。
書籍を選んだりといった読書以外の操作時にもうちょっと動作が速ければと思うことはあるので、そういう点では速くなったと言われるKindle Paperwhite(2013)に触って比較したい気はする。
(店頭展示を見たことないけど。どこに行けば触れるのかな)
データ通信はなくてもいいかな
端末のみで完結してるのは魅力的だけど、現状では使いそうな気がしない。
使わない理由の1つが「通常操作時のもたつきがイヤだ」という点なので、そこが改善すれば利用したくなるかもしれない。
あるいは(内蔵ストレージの)作品を自動的に削除するような端末はデータ通信がないと困りそうな気はした。
(手動で消したのなら自分で把握できるから気にならないだろうけど、自動だとイヤな気分になるだろうし。勝手に削除されても気にならないようにするには、いつでも即座にダウンロードし直せる必要があると思うから)