ぼっちラノベといえば『僕は友達が少ない』になるのかもしれませんが、僕はあれがぼっち作品だという印象はあまりありません*1。
あれよりも(おそらくぼっち作品扱いされてない)『とらドラ!』のほうがぼっち作品っぽい――というか、『とらドラ!』が好きだったのは(僕の中で)ぼっち作品だったからだったんだなあ、とか最近改めて思ったのでした。
最近のぼっちラノベといえば『俺の青春ラブコメはまちがっている。』ですが、この作品に限らずガガガ文庫はぼっち作品が多くて、江波光則作品はどれもそうだし、『AURA〜魔竜院光牙最後の闘い』もそう。『絶対女王にゃー様』もそうだったかな。
(実は他のレーベルにも多いのかな?)
そうそう、ぼっち作品といえば今期の少女漫画原作深夜アニメは『となりの怪物くん』『好きっていいなよ。』とぼっち作品――というよりスタートがぼっちの作品*2が多いなあとか思ったけど、ちょっと前にやってた『君に届け』もそういう作品だし、少女漫画にはぼっち(スタート)作品は結構多いのかもしれないし、少女小説も多そうな気がなんとなくする*3。
そんな中で珍しく少年漫画でぼっち作品として『湯神くんには友達がいない』が始まったけど、ぼっちである事を主人公が気にしてないという意味では珍しいかもしれない――とか思ったけど、あれって主人公は湯神くんじゃなくて綿貫さんだから気にしてるか。それでも積極的にぼっちを選んでる(というか本気で気にしてない)キャラは珍しい気はするけれど。
でまあ『湯神くん』のぼっちっぷりを見てて、ぼっちの本質は意思伝達の断絶だよなあ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』もまさにそっちだしなあ、『とらドラ!』に感じたぼっち感もそれだったし、逆に『僕は友達が少ない』は意思伝達できてるもんなあ――等々思ったのでした*4。
閑話休題。
どこかで「ぼっちラノベって純文学っぽいよね」的な話題を見かけたのですが、そうなんでしょうか。純文学は全然読まないもので分からなくて……。