高村和宏さんは『ストライクウィッチーズ』で有名になったけど、前は何やってたんだっけ? と振り返ってみたら、出世作は『まほろまてぃっく』だったんですな。
『まほろまてぃっく』は監督・山賀博之だから当然興味はあったわけですが、地上波でやらなかったんで結局見てなかったんですよね。
加えて、ガイナックスの中で今石洋之さんに比べていまひとつ目立たない佐伯昭志さんの仕事を確認したらやっぱり『まほろ』をやっていて、その後も高村・佐伯コンビで『この醜くも美しい世界』や『これが私の御主人様』をやってたらしいのですが、ことごとく地上波でやってないために全く見ていないという。。。
こりゃイカンだろ、バンダイチャンネルあたりで見ようかな、とか思っていたタイミングで廉価版のDVD-BOXが出ることが分かって注文したわけですな*1。
時間ができたので一気にまとめて見たわけですが、予想してたより普通の作品でちょっとびっくり――漫画原作・ぢたま某なので、もっとナニな作品だと思ってましたので*2。
ガイナの割にはオーソドックスで丁寧な作りだなぁ*3とか思ってしまうあたり自分でもどうかと思うのですが*4、これは地上波でやればよかったのにね*5、でも時代的にはまだU局深夜が確立してなかったからしょうがないのかな、とか色々思ったのでした。
2期目のDVD-BOXも注文したので、こちらも楽しみです。
それはそれとして。
2001年なのでセル制作なのですが、当時予想してた以上に古くさく見えますね。作画水準は高いけれど、デジタル以降の作品をメインで見てる若い人には全体的にしょぼく見えるんじゃないのかな(そうでもない?)。
デジタル制作が主流になったのは2002年〜2003年ぐらいだったと思うけど、デジタル制作の作品は粗があってもそんなには古くさく見えないんですよね。
デジタル化で色彩設計が豊かになって自然表現*6と特殊効果がよくなるのは分かっていたのですが*7、それがなくなるだけで古く見えるのはちょっと意外。
先行してデジタル化していた東映作品*8をいま見るとどう感じるのかはちょっと気になるところ。