いつもは名前だけ出ていて裏ヒロイン的な広部さんが登場したり、槍水先輩がやたら可愛かったりと見所も文字数もたっぷりな巻でした。
4巻はちょっともの足りない感じがあったけれど――ドラマとかバトルが薄味だったので――今回は割りと濃いめでたっぷりとしたドラマとバトルがあったので、大変満足できました。
4巻の時には
ただまあ『ベン・トー』に関してはいい感じでキャラが固まってきたので、次巻以降はそろそろ佐藤の成長とか槍水先輩(の過去)に迫る話とか著莪の佐藤離れとか、そういう感じのお話が読みたいです。前後編でもいいので――っていうのは担当編集がゆるしてくれないかな?
万が一短編集とか出るならもっとどーでもいいだらだらした話を読みたいんですけどねー。余計な話を書くの好きみたいですし。
『ベン・トー』(4)〜花火ちらし寿司305円は、 - 浅倉卓司(三日坊主)
――みたいな感想を書きましたが、今回は(槍水先輩ではなかったけど)佐藤の過去と成長があったし、過去キャラ(ライバル)との因縁&共闘というシリーズ物らしい展開があったが凄くよかった。
他にも、どんどん可愛くなっちゃってる槍水先輩や予想以上にいいキャラしてた広部さんとか、見所も多かったですし。広部さんは狼の素質がありそうな感じだから、また登場してくれないかなぁ――その時はバランスが崩れそうであれですが。
珍しくラストは引きのある終わり方だったり、あるいは槍水先輩の修学旅行の前振りとか、今後の展開が期待できる内容だったのもポイント高いかな。
早く次巻が出て欲しいところ。
ちなみに、ゲームネタや親父ネタや白粉のBLネタはこれくらい少ない方が好みですね。
削除に苦労してるらしいですが、これくらい油を落としたほうがいいんじゃないかなー。あるいはネタ多めの短編集を出していただければと。