確かに20ページで100コマくらいないとスカスカな印象だなぁ。
岡田斗司夫さんが「100コマの法則」というのをアップしていたので見てみた。
「20ページで100コマ」ってことは1ページ平均は5コマだ。例に出てたマガジンやジャンプはともかく、サンデーなら普通にそれくらいのコマ数がありそうだと思ったので、ちょっと数えてみる――やっぱりサンデーだと普通にそれくらいのコマ数の作品が多い印象*1。
ただ、100コマを大きく越えてる作品はほとんどないし、それより少ない作品はそれなりにある。
コマを数えながら読んでると、1ページ4コマ以下のページがかなりスカスカだってことがよく分かる。そんなページが続くと本当に読みごたえがない。
大ゴマ(や見開き)を使うページのことを考えると、1ページにできれば6コマ以上ほしいところ。
5〜7コマのページが続いて、印象的な部分で大ゴマ(ないし見開き)を使うと読んでるときのテンポが変わってグッと引き込まれる。
個別の話をすると、予想通りあだち充『クロスゲーム』のコマ数は多かった。ちなみに『QあんどA』ももちろん多い。アベレージで120コマくらいいってるんじゃないだろうか。それでいて全く読みにくくないのは流石。
次いで多かったのは、これも予想通り若木民喜『神のみぞ知るセカイ』。お話をキツキツに詰めてて、魅せるカットはきちんと大ゴマで印象づけてるのがポイントかな。
予想より少なかったのは畑健二郎『ハヤテのごとく!』。昔はもっと多かったハズなのに……*2。最近ファンが不満に思ってるのはこのせい(コマが少なくてスカスカだから)かもしれない。
調べてないけど赤松健はコマ数が多かったはず――というか、「コマが少ないと損した気分になる」的な発言をどこかでしてたような気がする。
ジャンプだと『バクマン。』は多いよね、確か。
編集者のこと
編集者が表であまり発言しない件についてはササキバラゴウさんが「まんがと編集者3/編集者はなぜ語らないか」という記事を書いてましたな。
特に今はネットで炎上しやすくなってるし、そもそも編集者は嫉妬の対象になりやすいのであまり強気な発言はできないんじゃないかな、とは思います。
(「出版社を叩くのが正義」みたいな風潮もありますし)
ただ、一線を退いた元編集者の方は割りと饒舌な印象があります。……というか、饒舌な人がライターや作家になってるんでしょうけど。