梅田望夫は『東のエデン』を観るべきだ。

 もちろんタイトルはネタです(既に誰かが書いているような気がするけど)。
 「観たらいいのにね」と思ってるのは本当ですけれど。


 ちょっと前に氷川竜介が「『東のエデン』第10話の参考書?」とか書かれていて「別にその本を元ネタにしてるわけじゃねーだろ」とか思ったわけですが、それとは別に『東のエデン』における時代性(現在性)っていうものが、特にアニメでは珍しいという点については指摘されるまで気にしていませんでした。
(記事でも指摘されているけど、漫画や小説では珍しくないですからね)
 言われてみれば確かにアニメでそういう作品はないですもんね。


 製作期間の長さもあってアニメでは「現在」は扱いにくいわけですが、それを『東のエデン』では思いっきりステレオタイプに押し込んで力業で現在っぽくしたのかなあ、というのが11話を観た時の第一印象でした。
 実際には『東のエデン』でも描かれていたのは「もう少し長めの数年というスパンの「気分」みたいなこと」だったのですが――だって内容的にはここ数年ネットで語られ続けていた事ですし――それをネットのジャーゴンで味付けして今っぽくしたのかなと思うし、逆に言えばネットのジャーゴンこそが「今」なのかなあ、とかしみじみと思いました。
(昔はとんねるずが広めたギョーカイ用語が「今」だったなとか、比較的最近だとギャル語が「今」だったな、とか思うとね)

追記:ラストで滝沢君が射撃の振りをしてたのって、

 三谷幸喜の『ザ・マジックアワー』ネタなのかと思ったのですが、実際はどうなんでしょ?
 明らかに何か元ネタがありそうだったんで気になっているのですが。