『狼と香辛料』はゆっくりでも着実に話が進んでて、安心して読めますな。

 コルが仲間になった頃は「引き延ばすつもりなのかな?」なんて思ったりもしていたけれど。着々と進行していてなにより。
 雪国の描写がしっかりしていたのは良いですね。雪の描写はおざなりでガッカリすることも多いので、そこがきちんと描かれてたのは評価が高いです。「凍砂」というペンネームですから、それくらい当然書けるよ!ってことかもしれませんが。


 今回は3人組の立ち位置をゲストとの比較によりしっかりと確立する、って感じでしょうか。
 次の巻からそろそろ今まで棚上げにしていた問題にロレンスがいよいよ立ち向かうことになりそうで、さっさと次を出してよ!って感じではありますが。いや、中途半端に待つのもあれなので、アニメに合わせて3ヶ月連続刊行とかでもいいですよ?