自動戦闘なRPGと言えば「エメラルドドラゴン」ですな。
コンピュータが勝手に戦ってくれるのが採用されたのは、ドラクエ4(ファミコン版)からですよね。その当時は、「AI戦闘システム? そんなの必要ないでしょ!」と思ってたけど、歳をとって意識が変わった自分に気付きました。勝手に戦ってくれるのはとても楽だし、『一緒に冒険してる気になれる』ので、とても良いものだなと。歯がゆい事もあるけど、自分で全て決めるより、全然楽しいです。
http://d.hatena.ne.jp/ryocotan/20081004/p1
僕にとって自動戦闘なRPGの思い出は「エメラルドドラゴン」なわけですが、あのゲームの自動戦闘はすごく楽しかったんですよ。
Wikipediaには
AIの思考パターンについてもタムリンがレベルが上がると回復魔法をここぞという時に掛けてくれない、ハスラムが無謀な特攻をする、サオシュヤントの矢が全然当たらない…など、後々の他社作品ではまずありえないような作り込みの甘い部分も特徴であった。
エメラルドドラゴン - Wikipedia
――なんていう分かってない記述があるけれど、これがとってもよかったんです。
無謀な特攻をするハスラムに「バカ、弱いくせに無茶するんじゃねーよ!」とか、攻撃魔法(通称:タムリンビーム)を覚えたとたんに仲間を回復しなくなるタムリンをみて「お願いだから回復魔法かけてよー。こんな時にファルナ*1がいてくれたらなぁ……」とか、罵声を浴びせながら戦闘シーンを見てるのが楽しかったんですな。パーティにファルナが復帰したときは大変感激したものです(笑)。
そんなAIでもなんとかなる(ちゃんとゲームをクリアできる)程度には作られてたんで、「作り込みが甘い」ってのは間違った評価だと思ってます。*2
そんな感じで、キャラに感情移入しやすくするなるという意味ではRPGにおける自動戦闘っていうのはもっと活用されてもいいんじゃないのかな。……あ、最近のRPGはやってないんで、そういう作品も結構あるのかもしれないけど。