コミケとお客様化

 コミケ参加者の「お客様化」についてはたぶん何度も語られているけれど。最近どこかで見かけたので。


 1990年前半くらいまでは一般参加者も「知り合いにサークル参加者がいる」程度にはサークルに近かったんじゃないのかな。
 そこへ『山賊版』等の雑誌でのサークル&頒布物の紹介が機能し始めて、サークルとは無関係な一般参加者(=お客様)が増えたんじゃないのかな、という気がしてる。ただその頃は紹介記事として「コミケの歩き方」的な内容が書かれていることが多かったのが現在と違うところかもしれない。
 そういや僕はサークルの先輩やあるいはパソコン通信コミケのことを学んだのだけど、いまどきの人たちはどこで学んでるんだろうか。それはちょっと気になる。


 それとは別に、サークル参加者もお客様化してるのだよね。準備会に対してのお客様、というか。
 こっちについてはあまり語られてないけどさ(語るとすればスタッフ・元スタッフでしょうけれど、サークルに比べて少ないからねえ)。
 僕はスタッフ参加したこともなければ、拡大集会に行ったことも1回しかない。それでもNIFTY-Serveの会議室で岩田次夫さんをはじめとしたスタッフ・元スタッフの話を聞いていた程度には準備会に対する理解はあったわけだけれど。そんなことを気にしてるのは当時としても少数派だったわけで。
 その辺の断絶がどうなってるのか、ってのも気になるところ*1

*1:今でもボーイスカウト的にスタッフ参加してる人はいるのかな、とかね。