ネットゲームの考察

　ZDNetの池田教授に対するインタビューはもっとつっこんだ話を聞いてるのかと思ったけど、ありきたりだったのが残念。
　「ユーザー本来の人格とゲーム世界での人格は原則として異ならない」なんてのは、聞くまでもないことだし*1。その他の質問についても「だから？」というものばかりでした*2。

　とりあえず「ネットゲームユーザーは社交的で、オタクではない」という点については「ネットゲームをやっているオタクは社交的です、の言い間違いですよね？」ということは確認して欲しかった*3。
　他にも「日本人はネットゲームに現実を持ち込まないことを好みますよね？*4」とか、「互酬性の高さは（ゲームとは関係なく）ネット社会の基本ですよね？　だから“教えて君”とか“ROM/DOM”は昔から嫌われてますし*5」とか、聞くべきことはいろいろあったと思うんだけどなぁ。

*1:インタビュアーの勉強不足なのか、本当に「異なっている」なんて馬鹿なことを言っている人が多いから仕方なく聞いたのかは分からないけれど。

*2:統計について多少は厳しく考えているのが分かったのは良かった。

*3:本当は「オタクの定義」を聞くべきかと思うけど、それじゃつまらないでしょう。

*4:「恋をする韓国人、恋をしない日本人」「“リアルマネートレード”をめぐり分かれる意見」を読んだ感想。

*5:「ゲーム社会を“信頼”するリネージュユーザー」を読んだ感想。なんというか、「古き良き」ネット社会っぽい雰囲気だよね。